坊守のつぶやき

2018.04.27  嬉しい一日でした

先日娘の上司の講演会にお誘いいただき、娘と一緒に参加させていただいてきました。

西本願寺での様々な行事をとりしきる、執行長(しゅぎょうちょう)の職務についておられる方です。大阪の毎日放送でプロデューサーを務められ、その後吉本興業でもプロデュースのお仕事をされておられたということです。

「本願寺と戦国時代」という講題で、興味深いお話を聞かせていただきました。最後に「新時代にぎらっと光る親鸞聖人の教え」というテーマで締めくくって下さったのですが、その中で、「ほんまもんは、必ず残ります。」とおっしゃいました。

また、生まれて間もない自分を残して戦地で亡くなったお父様のお話もして下さいました。戦地で最期を悟ったお父様が家族に宛てたお手紙を、お父様の50回忌の時に初めて目にされたそうです。そこには家族を案じる言葉の最後に、「阿弥陀仏とともにまいります。」と書かれていたそうです。それを呼んだご自身は、今の自分にそれが言えるだろうか・・・と。それをきっかけに50歳でテレビ局を退社、現在に至りますと話して下さいました。

大切なお話と、娘のお仕事させていただいている様子も少し垣間見れたようで、とても嬉しい一日となりました。

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