初参式の日、庭に咲いた沙羅双樹の花をいただきました。
お釈迦様が亡くなられた時、四方にあった木と言われています。
夏椿とも言われて、真っ白いとても可憐な花を咲かせます。でも美しい花のまま、何とも潔く、ぽとって花を落とします。
一期一会、この一輪の花は、今日の日のいのちを精一杯生ききって散りゆく姿を見せてくれるかのようです。
でも散った後も、花のがくがとってもきれいで、赤い花が咲いているかのようです。
散ってもまた美しい姿を見せてくれる、まるでお釈迦様のよう、と勝手に思ってしまいました。