坊守のつぶやき

2018.08.01  ひまわりのように

8月に入り、例年でしたら夏祭りの準備に忙しくされている頃でしょうか。

被害の少なかったお寺の周辺でも、山の中の土砂崩れがあり、放置しておくと、民家に流れ込む恐れがあるため、ご家族で少しずつ少しずつ作業をされていた場所がありました。

鼓天童子のお母さん達何人かが中心になり、近くなら行けるからと、毎日のようにお手伝いに行ってくださいました。その間、仏婦の方の協力もいただき、子ども達をお預かりさせてもらいました。

昨日、「倒れたフェンスが上がったんです!」と報告をいただきました。一緒に作業をしたかのように嬉しかったです!

今日も、被害が甚大だった小屋浦のご住職が、「土しか見えない中で作業していると、それが当たり前になってくるんです。でもずっと掘り続けて、お寺の石畳が見えて来た時には、あ?、こんなだったんだって思うんです!」と話してくださいました。

泥かきの作業は、なかなか目に見える成果が実感できず、暑い中気がめいる日々を送られる中、ひとつでも、作業が進んだことが実感できた時の喜びは、また頑張れる力となられるんだろうな・・・と思います。

畑賀の中でも懸命に動いていらっしゃる方を思い浮かべ、その一人一人の力や思いが、大きな原動力となっているんだな?と思います。ひまわりの花が、元気をくれるように!

でもどうぞ、頑張りすぎないでください。疲れた時には、しっかり休んでください。

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