坊守のつぶやき

2019.11.07  秋から冬へ

今日11月7日は昨年亡くなったアナン(お寺の犬)の命日でした。

昨年の今日も穏やかな秋晴れの日で、ほとんど動かなくなった体をそっと抱き上げて、ひなたぼっこをしました。日にちの感覚はなくても、小春日和の日差しが思い出させてくれました。

先日の永代経のご法座で、福間先生がお話ししてくださったように、仏さまの願いはどんな生き物にも分け隔てなく届いているんですよね。小さなアリにも、小鳥にも、犬にも、もちろん人間に嫌われるゴキブリにも。区別をしているのは人間だけで、仏さまの目には、すべてが等しく映っているのですよね。ほんとにそう思います。

アナンは今でもそのことを教えてくれているようです。

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