被爆75年を迎える今年、多くの行事が行われる予定だったのではないかと思いますが、今年はほとんどが縮小、中止となりました。
5年前の被爆70年の年に作られた二階堂和美さんの「伝える花」という歌があります。
何もなくなった すべて消えてしまった
あの日青空は どんな顔をしてた・・・
70年は草も木も 生きられぬと言われた
この土にたったひと月で ほら花が咲いた
(伝える花で検索すると試聴できます)
このひと月で咲いた花、お寺にも毎年咲く‛カンナ‘という花。
すべてを失ったと思われた人々の心に、生きる力を与えてくれたのではないかと想像します。
今でも、その日のことを伝え続けてくれているように思います。