安芸教区(広島県西部地域にある浄土真宗の寺院)の若手僧侶(40歳まで)の会(春秋会)で、この度とてもかわいい絵本が作成されました。若院も広島に帰り、この会に所属させてもらっており、先日出来立ての本をいただいて帰りました。
小さなたんぽぽの種がいろんな経験をしながら、お寺の境内にたどり着きます。そこで出会った大きな樹のおじいさんが、大切なことに気づかせてくれます。
たねくんは、自分にとって都合の悪いこと、思い通りにならないこともたくさん経験しますが、すべて、今の自分を支えてくれるものだったと知らされ、ありがとう、おかげさまの世界がひろがっていきます。
自分の力で大きくなるのではなく、たねくんにかけられた「おおきくなってね。」願いの中にいたことに気づかされるのです。
そして今度は自分が、だれかのありがとう、おかげさまになれたらいいなと、喜びの中に生きていくお話でした。