坊守のつぶやき

2022.01.10  コロナ禍の年明け

お知らせの通り、親鸞聖人のご命日法要御正忌(ごしょうき)も、皆さんにお参りいただきご一緒にお聴聞させていただくことは断念いたしました。大変残念なことです。昨年もでしたから、2年続いて中止となりました。何不自由ない便利になった今の時代に、こんなことがあるのですね・・・自然の驚異に人間の力は及ばないようです。ウィルスが自然淘汰するのを待つしかないのかもしれません。

品秀寺にもご講師として来てくださる福間先生からいただく年賀状、手書きの絵と文章で書かれており、毎年楽しみにさせていただいています。今年の年賀状です。

    解脱の光輪

野に放たれた虎は  もはや怖いものは無く

自由に野山を走り回った。

やがてその虎に 老いが訪れ  死が近づいて来た。

そんな時 彼は ある小高い丘で 尊い方の説法を聴いた。

そしてその虎は  生死の呪縛から 解き脱(はな)たれた。

 

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