4月から幼稚園に入園されたお孫さんがお家に来ると、お仏壇のおじいちゃんにお参りされるそうです。おじいちゃんの写真の前には、いろいろなお供えものがあります。このおさがりをもらえるのが楽しみのようです。
ある日、お孫さんの様子をそっと見ていると、一人でお仏壇の前に座っておじいちゃんに手を合わせて「おじいちゃん、このおかしもらってもいいですか?」と話しかけられます。・・・すると今度は声を変えて低い声で「うん、いいよ」とおじいちゃんになりきって返事を言われたそうです。
だまってお菓子だけ取っていくのではありません。ちゃんと手を合わせて、許しをもらって、しかもおじいちゃんの声まで出して、なんとすばらしいことでしょうか! お孫さんにとってはおじいちゃんは見守り続けている存在なのですね。