住職・若院の部屋

2019.06.25  仏婦例会 「無有衆苦 但受諸楽 故名極楽」

 例会にみなさんお参りしてくださいました。あらためて、娘由芙子の結婚に、みなさんからお祝いのことばを頂戴いたしました。

 仏教讃歌は「のんのさま (地球の子どもの子守唄)」 季節の歌は「雨降りお月さま」。

 『阿弥陀経のこころ』は、「極楽」について「この世の欲望がすべて満足できる快楽的な世界」と誤解している人も多く、「天国」や「桃源郷」の意味を探りながら、仏教では「苦とは思い通りにならないこと」であり、人間の欲望は満足を知らず、常に不足の思いの因(たね)になると教えます。

 ですから、苦が無いとは、何でも思い通りにになることではなく、思い通りにしようとする執着の心が無くなることで極楽となるのだと学びました。

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