住職・若院の部屋

2019.09.16  やさしい仏教講座 第58回

 前日のグランドゴルフに続いてですが、みなさんお参りしてくださいました。

 「仏事なんでも大事典」は、年越し・新年の仏事についてでした。 一年の反省として除夜の鐘を撞(つ)いて、一年の新たな決意として元旦のお勤めをする。そういう思いで、お寺にお参りしていただくことの大切さを確認しました。 除夜の鐘の百八つの話で、お念珠の珠の数は、百八つの約数(54とか27)という話をしたところ、早速確かめてみると持っている念珠は25の方がほとんどでした。以前に勉強したページで開いてみると、「基本は約数だが、必ずしもそうなっていないこと多く、こだわらなくて良い」とのことでした。

『見真』では、親鸞聖人の教えの最も特徴的な「信心」についての学びでした。「信心とは、阿弥陀仏の本願を疑いなく聞き信じることです。」の本文を理解するため、本願(第十八願)と本願成就文を読み、本願成就文の「聞其名号 信心歓喜」から、「聞即信」と言われた親鸞聖人の言葉を読みました。 そして、信心の内容は「二種深信」と教えられる機の深信と法の深信であることまでお話させていただきました。 何せお念仏の教えの核心とも言うべき課題なので、時間オーバーしてしまい、ご迷惑をおかけしました。 みなさんからは「何度も聞かせてもらわないと、わからないなぁ」との感想をいただきました。 共々に学ばせていただきたいと思います。

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