住職・若院の部屋

2020.01.04  2022年 本堂建立200年

 品秀寺の現在の本堂は、文政5年(1822)に山門・鐘楼と共に建立されました。 品秀寺が浄土真宗の寺院となったのは、慶長7年(1602)。すでに廃寺となっていた真言宗蓮華寺の塔頭(末寺)である「谷ノ坊」を、西雲大和尚が浄土真宗寺院として再興したのです。以来、417年の歴史の中、文政5年(1822)に、現在の本堂が建立されました。正式に言えば、すでに本堂はあったわけですから「再建」となりますが、現在のような大伽藍でなかったことは、当時の本堂の仏具の大きさによって明らかです。

 2022年は、本堂建立(再建)200年という記念すべき年を迎えます。江戸後期の建築様式を残す立派な建物です。この記念すべき年を迎えるにあたり、みなさまにお知らせする書を総代さんに書いていただき、本堂内に掲示しました。(写真)大きな節目の年を意義あるものにしたいと存じます。

 ちなみに、品秀寺が再興された翌年の慶長8年(1603)に江戸幕府が開府されました。

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