住職・若院の部屋

2020.11.25  仏婦例会 阿弥陀経のこころ

 今月の仏婦例会は、寒くなってきたので講堂で行いましたが、割と暖かい日となり、窓を開けても寒さが気になりませんでした。季節の歌は「もみじ」。マスクをしたままで歌いました。

『阿弥陀経のこころ』は、前回(9月)に続いて「なぜその仏を、阿弥陀申し上げるのであろうか」という阿弥陀経の中心を学びました。阿弥陀・アミダとは、インドの言葉で「無量寿」「無量光」を意味する言葉であって、それは「いつでも、どこでも、だれでも」の働きがあります。そしてそれは「いま、ここで、わたしが」教えを聞くことであり、「今現在説法」とも阿弥陀経の中で教えられていました。それは私の身においては、私の口から思わず愚痴が噴き出すその時が、仏の教えにうなづける時〝今〟なのだと味わいました。 阿弥陀さまの智慧・慈悲が、凡夫の私と交差、我が身に届いてくださっている〝いま〟だと学びました。

 

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