住職・若院の部屋

2021.01.17  親鸞聖人と法然聖人

 「この愚禿(ぐとく)釈の親鸞は、建仁元年(親鸞聖人二十九歳)に自力の行を捨てて本願に帰依し、元久二年(三十三歳)、源空上人(法然聖人)のお許しをいただいて、『選択集(せんじゃくしゅう)』を書き写した。同年四月十四日には、「選択本願念仏集」という内題の文字と「南無阿弥陀仏 浄土往生の正しい行は、この念仏にほかならない」というご文、並びに「釈綽空」というわたしの名を、源空上人が自ら書いてくださった。」(『教行信証』後序。 「御絵伝」(品秀寺蔵)にはその場面が描かれています(写真:下))

親鸞聖人のみ教えは、法然聖人より伝承した教えをさらに深く、また凡夫の仏道として自ら在家仏教者として九十歳まで歩み続けてくださったのです。 南無阿弥陀仏

 

一覧に戻る≫