住職・若院の部屋

2021.02.09  声に出して拝読しましょう

先日、NHKで感染予防のため人と会うことのなくなった高齢の方たちに、人と話をする機会が無くなり〝声〟を出さなくて、〝喉(のど)〟を使わなくなると誤嚥(ごえん)の危険性が生まれてくるというの番組が放送されました。 誤嚥とは喉の筋力低下によって、食べ物が食道ではなく気管に入り、肺炎の原因になることだそうです。  人と話をすることは、気分が晴れるだけでなく、喉の働きのためにも大切なことなのですね。

 番組では喉のためのストレッチ運動を紹介されていましたが、お経を読むのも良いのではないでしょうか? 人と会えなくても、お経を拝読するのは仏さまとのお話し合いです。 お家で一人でも、仏さまとのお話し合いと思って、声に出してお経を読んでください。そして、お一人でのお食事の時には、「いただきます」「ごちそうさまでした」を声高らかに、そして毎日の生活の中で「なむあみだぶつ」も声に出して称えてください。

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