住職・若院の部屋

2021.02.25  仏婦例会 阿弥陀経のこころ

 感染者数も減り、2月の仏婦例会に、みなさんお参りしてくださいました。 12月は年末で、1月は感染急拡大でお休みでしたので「元気でしたか?」とお互いに笑顔で言葉を交わしておられました。間が空きましたので、今回は『阿弥陀経』の核となる「かの仏をなんのゆえに阿弥陀と申し上げるか?」の経文を読ませていただき、「無量光」「無量寿」の智慧と慈悲の阿弥陀さまであり、有限の存在である私が、無限と出会う、無限の世界を知らせていただくのが仏教であることを学びました。

 また、ちょうど2月は涅槃会(お釈迦さまが亡くなられた日)であり、その様子を描いた「涅槃図」をみなさんと観ながら、『阿弥陀経』の中には、六鳥のお話があり、仏教がいのちあるもの(衆生)への慈しみにあふれていて、「涅槃図」にも、多くの動物たちが描かれているのも、殺生を戒めた仏教の教えゆえであること、無量の慈悲であることを味わいました。

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