仏婦の例会に、みなさんお参りしてくださいました。
仏教讃歌は、報恩講にちなんで「しんらんさま」と「生きる」を歌いました。 まず、寒くて体がちぢこまっているので、声を出す前に体を動かしましょう。ということで、背伸びをしたり、首をまわしたりして、2曲を歌いました。
「声に出して読みたい親鸞」(斎藤孝著)は、『虚仮雑毒(こけぞうどく)』という言葉を学びました。親鸞聖人は「悪性さらにやめがたし こころは蛇蝎(じゃかつ)のごとくなり 修善も雑毒(ぞうどく)なるゆえに 虚仮の行(ぎょう)とぞなづけたる」(正像末和讃)と教えられています。
凡夫は本性として、貪り・怒り・うぬぼれの心を持ち、たとえ善い行いを重ねても、それが台無しになるような思いや行動をとってしまう。善いことを誇り、まちがいを責め、見せかけは立派にみせるものであり、それは毒蛇やサソリのようであり、まことの心と呼べるようなものではなく、虚仮の行いだと教えられます。
齋藤先生は、「自力の善とはおもいあがりである。」ということを肝に銘ずべきだと言われています。