品秀寺ニュース

2018.03.26  仏婦例会 現生に十の利益(りやく)を獲(う)

 仏婦例会にみなさんお参りしてくださいました。

仏教讃歌は「ありがとう」。 伴奏をしてくださっている森島さんの長男大ちゃん(3才)の大好きな曲だそうです。

「声に出して読みたい親鸞」(斎藤孝著)は、現生十益(げんしょうじゅうやく)についてのことばでした。 浄土和讃の中に「現世利益和讃」(げんぜりやくわさん)十五首の中の一首「一切の功徳にすぐれたる 南無阿弥陀仏をとなうれば 三世の重障(じゅうしょう)みなながら かならず転じて軽微(けいび)なり」と、教行信証(きょうぎょうしんしょう)の中の一節「金剛の真心を獲得(ぎゃくとく)すれば、横(おう)に五趣八難(ごしゅはちなん)の道を超え、かならず現生に十種の益(やく)を獲(う)」でした。

 利益といっても、無病息災・商売繁盛・縁結びなどではなく、仏さまの教えを信じると、自分自身に大きな変化が現れてくることを、仏さまの働き(他力)の功徳として示してくださったものです。自分自身を「あさましい」と感じたり、「ありがたい」と喜べるようになったり、時には仏さまの働きのお手伝いができるようになったりと、教えに出遇った人たちの言葉をたよりに十種を学びました。

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