仏教讃歌は、「ひかりあふれて」(原真弓作詞/綱沢僚作曲)。『仏説阿弥陀経』をもとに作られた歌詞ととても美しいメロディーです。季節の歌は「雨」(杉山米子作詞/小松耕輔作曲)。童謡で、ご存知の方は少なかったですが、すぐにおぼえられる可愛い歌でした。
「阿弥陀経のこころ」は、お浄土の荘厳(様子)や阿弥陀如来の名号の由来が説示してあることと、「ひかりあふれて」の歌詞とを重ね合わせて味わいました。ずっと浄土極楽を説かれていた阿弥陀経ですが、最後に娑婆国土・五濁悪世の人間境界が説かれていることを学びました。濁りの増す人間界に生きているからこそ、極楽浄土を目指して生きることの大事さを、相田みつをさんの「うばい合えば地獄 わけ合えば極楽」の詩や徳川家康の「厭離穢土欣求浄土(おんりえどごんぐじょうど)」の旗印のことばから、味わいました。