坊守のつぶやき

2020.10.25  仏となるいのち

今回の永代経のご法座、粟津先生のお話にひとつひとつ頷くことでした。

阿弥陀仏が仏となられた目的は、あらゆるすべての者をもれなく救うためであること。

諸仏方が見捨てられた、どうにも手立てのない者も、誰一人もれなく仏さまの仏国土、お浄土に必ず必ず生まれさせるために私は仏となりますと誓われ仏となられたのが、阿弥陀仏です。そして、そのどうにも仏となる手立てのない底の底にいるのが、『私』ですと親鸞さまはいただかれたのですよとお話しくださいました。

人から裁かれるどんな深い罪を犯したものでも、必ず救われます。なぜならそれは『私』(親鸞)が救われるのですからと。

深いお話を秋の澄み切った空気の中で聴かせていただきました。

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