坊守のつぶやき

2022.08.06  盆会法座(ぼんえほうざ)より

4日、5日とお盆のご法座でした。安浦の信楽寺(しんぎょうじ)廣幡康祐ご住職の丁寧な仏さまからのお取次ぎ、大切に聞かせていただきました。仏華は、ご法座に合わせお供えくださったお花を入れさせていただきました。とっても、とってもきれいでした。

講師の先生からのお言葉ではありますが、今現在、この私に、仏さまはこのようにおしゃっておられますといただくことができます。あなたを案じて案じて、この法を説かずにはおれませんでした。だからどうぞ、その心(仏心)をそのまま受け取っておくれとの願いを聞かせていただくのです。こちらからの願いを仏さまに聞いていただくのとはまるで反対なのです。

私の願いは、欲望の延長でしかありませんからとどまるところをしりません。そんな問題の解決のために、仏さまはいらっしゃるのではありません。全ての人間の苦悩を解決するために、仏と成り、私のことを案じ続けてくださっているのです。

こちらがこれだけの功徳を積んだから、これだけの献金をしたからあなたを救いましょうというものとは、全くの別物です。ベクトルは仏さまから私に向けられているのです。

今回のお聴聞をさせていただきながら、そんなことを感じました。

またお寺にどうぞお参りください。大切なことをともに聞かせていただきたいと常々思っています。

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