住職・若院の部屋

2018.06.26  本願寺が取り組もうとすること

 「重点プロジェクト推進のための学習会」と称する会が、広島別院で開催されました。 重点プロジェクトとは、現代社会の諸問題に積極的に関わってゆくために、実践目標を定めてみんなで一体となって取り組んむというものです。今年度から〈貧困の克服に向けて?子どたちを育むために?〉を目標として、各教区・各組・各寺院での具体的な取り組みを摸索していってほしいという説明でした。

 各地域や事情などが異なるため、何か一つを決めて取り組むのでなく、それぞれに検討をしてくださいということです。その前提として、現代の貧困、特に国内の子どもたちの貧困についてのお話がありました。 一つの事例として「ある学校の調査では、夏休みが終わると体重の減る子どもたちが多くいたそうです。なぜなら、夏休みで学校給食が無いので、食生活に栄養面が不足してしまうのが原因との結果でした」ということでした。成長盛りの子どもたちの体重が減少してしまうことに驚かされました。 まず、子どもたちが、どんな状況にあるのかをいろいろと知ってゆくことが重要であり、その上で、私たちには何が出来るのか? まわりのみなさんと相談してくださいとのことでした。

 貧困は世界的課題でもあり、みなさんの積極的な取り組みを、とのことでした。

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