住職・若院の部屋

2019.02.25  仏婦例会

 2月15日は、お釈迦さまが80才で入滅(にゅうめつ):亡くなられた日と定められています。『涅槃会(ねはんえ)』と言われ、その時の様子が描かれた涅槃図を、お参りくださった方々に観ていただきました。

『仏説阿弥陀経』(2回目)の学びは、「仏説」とはお釈迦さまの説かれた教えという意味で『経』(お経)といわれます。その他にはお経を解釈されたものでインドの菩薩が書かれたものを『論』といい、インド・中国の高僧が書かれたものを『釈』(しゃく)とよばれています。一般的には経も論も釈もお経だと思っていますが、正確には3つに分類されます。

 仏説は、説かれる相手の性質や悩み苦しみに応じて教えられたもので、病に応じて適した薬が与えられることになぞらえて「応病与薬」(おうびょうよやく)といわれます。したがってお経を学ぶ時には、その表現やたとえ話が、何を教えようとされているかを受けとめることが大切であり、『仏説阿弥陀経』を学ぶにあたっては、そのことを確認させていただきました。

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