住職・若院の部屋

2019.05.16  やさしい仏教講座 他力回向(たりきえこう)

 奇数月のご命日は、「やさしい仏教講座」です。 夜7時半?8時半まで、一日お疲れの所をみなさんがお参りしてくださいました。

「仏事なんでも大事典」は、ちょうど親鸞聖人のご誕生日を祝う降誕会(ごうたんえ)についてでした。以前は品秀寺でもご法座がありましたが、近年田植え時期が早くなり、赤ちゃんの「初参式」の行事がメインとなっていることなどをお話しました。

「見真」は他力回向(たりきえこう)の学びでした。 他力本願という浄土真宗の特色の教えですが、誤解されやすい言葉となっています。智慧と慈悲から凡夫を救いたいとの本願を起こされた阿弥陀如来が、凡夫にその存在を明らかにするために、仏のよび声(名号)となって先んじて働いておられること、そのよび声(南無阿弥陀仏)が私まで届いてくださっている事実が、本願力の回向であることを学びました。

 また、法然聖人と親鸞聖人の教えの特徴を、「称名(しょうみょう)」と「聞名(もんみょう)」の言葉で学び、どちらも阿弥陀如来の本願・本願成就文(じょうじゅもん)に依っていることを確かめました。

 ちょっと時間オーバーとなりました。申し訳ありませんでした。 

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