品秀寺ニュース

2022.11.25  仏婦例会 『阿弥陀経のこころ』 一生補処(いっしょうふしょ)

仏婦例会に、ようこそお参りくださいました。 仏教讃歌は報恩講にちなんで「しんらんさま」。親鸞聖人七百回大遠忌記念で制作された楽曲ですが、古関裕而さんの作曲で、聖人のご一生が偲ばれる歌です。季節の歌は「夕焼け小焼け」。明治の廃仏毀釈を改めるべく作られた歌であることを紹介しました。

 『阿弥陀経』のこころは、「一生補処(いっしょうふしょ)」の意味を学びました。 阿弥陀如来の西方浄土は、仏に成らせていただく仏国土であり、人間の生涯を終えて、仏の位を補う(仏に成る)ところであるということでした。親鸞聖人は、正像末和讃に「真実信心うるゆゑに 補処の弥勒におなじくて」と記し、苦悩の多い人間の生涯の中で、仏の教えを疑いなく信受する人は、弥勒菩薩と同じようにお浄土で仏さまに成らせていただくことを教えらえました。 この教えは、浄土に往生(成仏)する前を「生前」と表現されるようになり、今では亡くなる前を当たり前のように「生前」と言うようになっていることを確かめました。

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