みんなの広場

2017.04.05  花まつり法座

花まつり法座のご縁、この世に実在されたお釈迦様のご一生をお話しされる中、お釈迦様がお示しの数々の仏さまの中で、阿弥陀如来は、欲や怒りや腹立ちの止まない、まさに愚かな凡夫を救わんがために、お出ましになられた仏さまなのです。それを見ることも、触ることも、実感する事も出きないのが、私たちですが、親鸞様は、お釈迦様がそうおっしゃったのですから、それは真(まこと)なのですと、阿弥陀仏の救いを、ただただ愚かな身に喜んで生きていかれたお方なのですとお話し下さいました。

愚かな凡夫と知らしめられてはじめて、仏さまからの「必ず救う」との呼び声に気づかされるのでしょう。いつも、どんな時も、その光の中に包まれているにもかかわらず、その呼び声に気づかないのが、まさに凡夫そのもの。でも自らの力でどうにもこうにもならなくなった時、その光が私を照らしていてくださったことに気づき、安心をいただく世界がひろがるのです。尊いご縁でした。

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